一般社団法人日本ボッチャ協会(以下、「JBoA」)は、2026年度より世界初のインクルーシブ個人戦⼤会「BOCCIA GRAND PRIX(以下、「BGP」)」を本格始動致します。BGPは、障がいの有無に関わらず誰もが平等にスポーツができる「共生社会の実現」と障がいの有無、程度に囚われず同じステージで競い合うことで、より高度な技術を身に付ける「選手強化」の2軸を目的とする世界初の大会です。
個人戦での「ボッチャ最高峰の大会」
JBoAでは、2017年より世界でも唯一、健常者でも参加できる大会として、団体戦におけるインクルーシブ大会「BOCCIA JAPAN CUP(旧・BOCCIA TOKYO CUP)」を実施してきました。一方、個人戦においては、BCクラスやOPクラスといったカテゴリー別の大会は存在したものの、それぞれのクラスが交わる機会、また健常者が出場できる大会はなく、そのような場がかねてより望まれていました。来年度より始動するBGPは、BCクラス、OPクラス、健常者といった障がいの有無、そして年齢、性別を問わない、個人戦での「ボッチャ最高峰の大会」となります。
大会スケジュールとフォーマット
大会は「予選ラウンド」、「グランプリシリーズ」、「グランプリファイナル」の3つのフェーズにわかれており、予選ラウンドからグランプリファイナルまでで全5大会で構成されます。各大会とも試合は2エンドマッチで行われ、予選ラウンド及びグランプリファイナルはトーナメント戦、グランプリシリーズはリーグ戦形式で実施致します。
【予選ラウンド】
2026年5月6日(月)に東京・武蔵野総合体育館での開催予定の予選ラウンドでは、JBoAが主催する全国大会(日本選手権/オープンチャンピオンシップ/ボッチャ甲子園/ジャパンカップ)の成績上位者、及び日本ボッチャ協会推薦者64名によるトーナメント戦を実施予定です。
【グランプリシリーズ(全3大会)】
2026年夏から秋にかけて3大会が行われる予定のグランプリシリーズでは、JBoAが主催する個人戦大会(日本選手権/オープンチャンピオンシップ)の優勝者、及び予選ラウンド上位者を30名を対象にリーグ戦で行われます。各大会にはそれぞれ20名が出場することになり、BOCCIA GRAND PRIX POINTを活用したランキングシステムを導入します。
【グランプリファイナル】
グランプリシリーズのランキング上位16名が出場権を得るグランプリファイナルは、年明け2027年冬に開催を予定しています。トーナメント戦で行われ、優勝者には賞金が贈呈されます。
この規模の大会は、世界的に見ても前例がなく、インクルーシブスポーツ「ボッチャ最高峰の大会」として、日本発の新たなスポーツモデルを世界に先駆けて展開してまいります。
『BOCCIA GRAND PRIXの“5つのキーワード”』
① 世界初:世界初のインクルーシブの個人戦大会
② 多様性:国籍、年齢、障がいの有無に関わらず、誰もが平等に楽しむ大会
③ 公平性:誰もが平等に競い合える国際ルールを適用した大会
④ 楽しさ:ボッチャの楽しさを最大限に引き出し、参加者全員が笑顔になれる大会
⑤ 競技力:個人の戦術、技術力が最大限発揮できる大会
真の『ボッチャ王』の称号を手にするのは、誰か──。
今後、大会の情報は本サイトにて随時更新してまいりますのでご注目ください。